2013年4月22日月曜日

ごろはち通信 No.15

ごろはち通信15号裏

4.5ベストライフ闘争報告集会が
感動的に成功

争報告集会が予想を上回る35名が集まり、大成功しました。
集まった仲間はベストライフ東村山の闘いを広げようと駆けつけ、今の医療・福祉の状況に怒りを込めて発言し、しかも一人でも労働組合に入って闘えば職場を変えることができると、確信を持っていることです。以下参加者の発言です。紙面の関係で大幅に割愛させていただきました。

◆主催者挨拶・合同労組八王子-末松書記長

今日はどうも、たくさん来ていただきありがとうございます。本来なら委員長の清水が挨拶をするところなんですが仕事で来れません。代わりに書記長の末松から挨拶をします。よろしくお願いします。闘争報告集会となっていますが、ベストライフ東村山分会は一人分会です。たったひとりでどれだけのことができるのか正直不安でした。
ブログでベストライフ東村山の闘いを載せていますが、これが結構反応がありまして、今日も他から新しい仲間が来て頂きました。関西でもベストライフの闘いは広がっています。
退職強要を契機にベストライフ東村山の闘いは始まりましたが、なによりも低賃金なんです。会社は介護職員処遇改善交付金を職員には黙って会社の費用に使っていましたが、職員の賃金として支給させました。これは私たちの追及と闘いがあったからだと思います。高見君の闘いを中心にベストライフの職場を変えていく闘いを広げていきたいと思います。

◆闘争報告・高見組合員

みなさんにお渡しした資料に「闘争報告と決意」があります。これに沿って発言します。(※詳しくは合同労組八王子ブログをご覧下さい)
昨年8月に残業代請求を会社に行いました。9月には労働基準監督署に申し立てを行いました。これへの報復として会社は私に10個も就業規則違反をデッチ上げてきました。これは団体交渉などで反撃し、押し返しています。
2008年10月の私への退職強要も組合に入り止めました。ベストライフはユニット制なるもので人員削減を極限的にやり労働者は心身ボロボロです。怒りをひとつに集め団結して闘うことが必要です。そのために労働組合があります。私自身力をつくします。

◆日本機械工業労働組合-那須副委員長

私は八王子の方で消防車を作っているところで組合をやっています。日本機械工業の副委員長の那須と云います。
日本機械工業ここ数年債務超過でどん底にありました。3・11の大震災以降、今年も去年より20時間多い120時間を超える残業が数回続いた。それで現場の人たちは疲労困憊。3人の人が重度の疲労。うち一人が鬱状態になった。だけど会社はわれわれの命なんて全然考えていない。やっぱりこれじゃダメだ。てことで組合員が立ち上がったってことです。
会社は回答指定日に回答しない。これに組合員は心底怒って、3月26日にストライキを打ちました。やっぱりストライキを打ったことで、組合員がみんな解放された。数年前にストライキをやったときに仕事が止まって自分たちの首が飛ぶんじゃないかって組合員は心配してましたけど。今年ストライキやるとホンと構内デモを意気揚々とやってる。朝ビラを何回かやったんですけど、みんな我さきにビラを配る。こういう団結が出てきた。これが労働組合というか労働者としてのあり方ではないかなと思います。
日本機械、業種は全然違うんですけど、労働者の権利を守るために闘って行きたいと思います。共に頑張りましょう。

◆二和病院-柳沢さん

船橋、二和病院の柳沢と云います。二和病院というのは民医連という日本共産党系なんですけどブッラク企業です。酷い派遣切りをやって労働基準監督署もこんな酷い派遣切りは聞いたことがないと云うくらいです。
労組交流センター医療・福祉部会で私も高見さんの闘いを知ることになりました。
そもそも医療と介護は一体だったんです。だけどこれを2000年から分けている。そこで労働者も分けられている。しかも介護保険を導入したとき完全に民営化されて、儲けるために株式会社化されてるわけですよね。
で介護現場っていうのは医療、介護そういうものの最大の矛盾が詰め込まれて利用者と最末端のヘルパーさんのところに矛盾が集中するようになってる。介護現場で定時に帰れってできないんですよ。日々様子が違うんですから、どんなに予定したって、引継ぎのことがあって残業が発生しないような仕事は絶対にできない現場ですよ。
高見さんの闘いもそうだと思うんですけど、これをいかに繋げて医療介護労働者が本当にやりたい医療介護をさせろって、これ徹底的に奪われているんだけれど、これ取り戻す。こういう闘いを作りたいと思っています。

◆篠原病院・北部ユニオン吉崎委員長

みなさん今晩は北部ユニオン篠原病院分会の吉崎といいます。よろしくお願いします。私は5年前に三鷹にある篠原病院にヘルパーとして就職しました。篠原病院は介護療養型施設という介護保険の施設です。120床あります。そこで働いています。
4年前北部ユニオンの分会として組合を立ち上げました。当初は二人で立ち上げたんですけど、ひとりは退職して、今は一人です。それで団体交渉を行って、1分からでも残業代も出るようになった。有給も取れるようになった。職場は有給を残らず取ろうと雰囲気は出ています。一人でも組合があれば変えられると思います。始めは周りのみんな、なんで組合なんか作るんだと同僚から責められたりしましたけれど、続けていけば支持を受けます。
特にヘルパーっていうのは低賃金できつい仕事させられていてものすごく怒りとか悔しさとか持っていると思います。そういう人たちが2百何十万人もいる訳で、僕たちが声を上げることが重要だと思います。

◆東部ユニオン・アイ介護サービス-宮本さん

私は江戸川にあるアイ介護サービスっていう障害者の介護をしている会社で6年間働いていました。去年の5月末に契約解除の首切りをされ現在東京都労働委員会に提訴して闘っています。
福祉職場の労働者の現実は今の社会の現実そのものです。労働者が働いても生きていけない生活保護以下で働き、安定して働ける職場がなくて家庭を持つなど考えられない。子育ても介護も考えられないほど長時間労働の正社員の青年労働者。結婚しても子供の教育費、親の介護費用ために労働者が共働きすることで介護や保育の産業が増えて、労働者をこき使える。賃金が一生上がらない、パワハラに遭っても当たり前。希望がない。そういう閉塞された中で倒れたり、自殺、メンタルヘルス、うつ病、いじめが溢れている。
このままでは良くない。そしたらどうするのか労働者には労働組合があります。職場や労働者の安全を守るために、労働者の雇用や環境、生活破壊を許さず、労働者が集まり、団結の力で経営者、資本との力関係を変えていけるのは労働組合だけです。労働者は労働組合に結集して階級的に闘いましょう。
次は5・1のメーデーで逢いたいと思います。

◆ベストライフ世田谷-平野さん

平野と申します。私はベストライフ世田谷というところなんですが、私は2006年から働き始めまして、すぐにサービス残業しませんと宣言し、貫きました。
私がサービス残業をしないので半年くらいで他の職員もサービス残業をしなくなりました。
詳しい話は省きますが私は懲戒解雇されました。だけど労働組合としてどれだけ前進するかが重要です。だから高見君の社前闘争にも参加しています。こうした集会が開かれることは私にとって最高にうれしい。労働組合に入っていれば態度が気に食わないからクビと簡単にはできません。だから労働組合に入って一緒に闘いましょう。

◆ベストライフの仲間から

ベストライフは少し儲け主義に走る部分が見られます。闘うからには勝たなければいけません。そのためにはどういう段取りが必要かです。高見さんのもとにみんなをまとめていきましょう。

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